芸術学部はアーティストの卵が集まる場である。「表現すること」を実践する「学生」と、教える「先生」によって成長していく場。人間である以上「先生」もやがて老い、この場を去る時が来る。そのとき、ただ同じ能力の人材を再生産するだけでよいのだろうか？　正解しかない学問であれば、それもいい。しかし最適解すら更新され続けるアートの場で、新世代の「先生」を生み出すために、日藝では教職課程も充実している。